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2026年3月 3日 (火)

意思決定の改善 60

(今朝のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「人間の判断について理解する」、つまりアナリストの判断にもバイアスがかかることを理解していれば、「アナリストの出した数字を体系的に調整する」ことができます。

この「体系的」調整方法はノーベル経済学賞受賞者のD.カーネマンらが次のように段階的に整理しています。

1 比較対象のデータを整理する

「懸案となっている意思決定や予測と比較するための過去の事例を選択すること」です。

例題の場合、「新店舗を既存の全店舗と比較する」などです。

2 比較対象データの分布を評価する

「提供されたデータから売上高の分布する範囲と平均」がわかります。

3 直観による評価を組み込む

例題ですと立地アナリストの評価である380万ドルがこれにあたります。 

4 意思決定の結果についての予測を評価する。

過去の予測数値と実売上を比較する、あるいは相関係数1.0(アナリスト自身が通常立てる)と0の間で評価者が係数を立てます。

5 直観的予測を調整する

4で相関係数が出ていればあとはそれを機械的に当てはめるだけです。

調整後の予測額=比較対象の平均+相関分((当初の予測額−比較対象の平均)✕相関係数)

例題で係数が0.75 であれば、300+(380-300)✕0.75 =360(万ドル)が調整後の予測額です。

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