意思決定の改善 42
(今朝のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
「行動意思決定論」(ベイザーマンとムーア)による「意思決定改善6方略」の5番目は、「外部者の視点に立つ」です。
プロスペクト理論でノーベル経済学賞を受賞したD・カーネマンは、シドニー大学のD・ロバロとの1993年の共同論文の中で、「人間は意思決定において『内部者(insider)』の視点と『外部者(outsider)』の視点のふたつを持っている」と述べています。
「内部者の視点」に立つと、意思決定において「それぞれの状況をユニークなものとみなすバイアス」がかかってしまいます。
「外部者の視点」に立てば、意思決定に当たって「複数の状況の一般化と類似点の明確化」ができます。
それらを著者はコンサルティング・チームを例にとって説明しています。
チームのメンバーは、外部者の視点から「ほとんどのプロジェクトは完了するのに最初に見積もった期間より長くかかることをよく知って」います。
にもかかわらず、内部者の視点から「自分がこれから取り組むプロジェクトの継続期間の見積もりはどういうわけか正しくてバイアスがかかっていないと信じて」しまうのです。
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