意思決定の改善 17
(今朝のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
さて、ここまで紹介したヒューリスティックやバイアスは科学的根拠のある(実験に裏打ちされた)信頼度の高いものですが、著者は疑問をさし挟んでいます。
これは、不動産事故の現場でなかなか認知バイアスが回避されてこなかったことにも関わることです。
曰く、「本書で考察して来たバイアスの多くは、学生を参加者とした実験で確認されたものである。学生は不慣れな分野の職業での意思決定を求められるし、実験で正しい意思決定をしたからといって余分に報酬が支払われるわけでもない。したがって、ひとつの楽観的な考え方として、現実世界での意思決定に立ち向かっている専門家や経験を積んだ意思決定者ならば、実験参加者と違ってバイアスに影響されにくい可能性がある。本書は判断のバイアスの蔓延を不当なまでに誇張していないだろうか。」
そして「経験と専門知識は意思決定の改善に有効かも知れないので、これは確かに重要な問いかけである。」「人は自分の過去の意思決定についてフィードバックを受ければ自然にその後の意思決定を改善するようになると考えている研究者もいる。」として、ある研究者の見解を紹介しています。
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