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2025年12月 9日 (火)

意思決定の改善 9

(今朝のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

次に同書は大学院の選抜における不合理さの例を挙げています。

まず「教育の質や入学難易度が同程度の大学」であっても「成績の付け方に相当の差がある」。

そして「甘く成績をつける大学の学生は、大学の質と学生の質を統計学的にコントロールしても、大学院に合格する確率・・が高い」。

これは「代表性ヒューリスティックの一つの変形である『対応バイアス(correspondence bias)』」によるものである。

それにより「大学院は、成績付けの甘い大学の出身である受験生が高いGPA(成績平均値)を取っているのを見て、それが本当にその受験生の能力の高さを表していると誤解してしまう」。

対応バイアスとは「人間が、他者の行動(もしくはGPA)はその人の内面をそのまま反映していると額面どおりに受け止めて評価してしまう傾向のこと」。

しかも「このバイアスは入学者選考の担当者が、各大学の成績の付け方の慣行について熟知している場合でもなくなることはない」。

そして、「それとは対照的に、この誤りを回避できるリニア・モデルのプログラムを作るのは容易」だと言います。

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