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2025年12月23日 (火)

意思決定の改善 19

(今朝のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

「人生経験を積むことで人は多くの技術を向上させることができるし、悪い習慣をやめることもできる。」

この点に異論をはさむ方は少ないでしょう。

しかし、「あいにく、私たちの 判断上のゆがみはその対象には入っていないようだ。」と筆者は言います。

エイモス・トベルスキーとダニエル・カーネマンの1986年の研究論文によれば「判断における基本的なバイアスは時を重ねても自動的には矯正されない」

「反応的学習には正確かつ迅速なフィードバックが必要であるが、現実世界では それが利用可能な状況は滅多にない」。

その理由について、ヒレル・J・アインホーンとロビン・M・ホガースの1978年の論文を参照しつつ下記のように述べています。

「1 意思決定の結果が出るまでには時間がかかるし、何らかの結果が出たからといって、その原因を一つの特定の行動に帰することは容易ではない。

2 意思決定を下す環境にはばらつきがあるので、フィードバックの信頼性が損なわれる…。

3 もし違う意思決定がなされていたらどんな決定になっていたかを示す情報はないのが普通である。

4 最も重要な意思決定はそれぞれがユニークなので、学習の機会はほとんどない」

「経験を積むことで個別の誤りが回避できるようになるという主張を裏付けるためには、効果的な学習が成立する諸条件が満たされた状況を実際に作ってみせる必要がある」とも。

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