お悩み解決メソッド その1
(今朝のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
人の悩みは全て人間関係の悩みである、と心理学者のアルフレッド・アドラーは言ったそうですが、この悩みの解消にも例の「問題解決メソッド」が役に立ちます。
人間関係の問題の解決が難しい理由の一つに、人は誰でも自分自身のことが分かっていない、ということがあると思います。自分の言動や特質を客観的に観察することが出来ない、あるいはすることに抵抗を感じるということです。
そのため人間関係がこじれた時には誰でも、「相手が悪い(自分は悪くない)」と思ってしまう訳です。
もっと正確な言葉で言えば、原因が相手だけにあり、自分に原因はないと考えるということです。それは自分のことを客観的に観察することが出来ないからです。
誰でも人は自分が主役で自分が正義なのです。被害者からすれば「悪」でしかない泥棒や詐欺師でさえ、彼らなりの正義があるのです。
そうなる理由はともかく、問題の原因が当事者の一方にしかないということは殆どないと思います。泥棒に入られた側、騙された側にも原因があると考えることは、正義に反するかも知れませんがあながち否定も出来ないと思います。
つづく




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