未知の問題はどう解決するか その2
(今朝のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
もしあなたが誰かに「昨夜、熊が自宅の近くまで来た痕跡がある。どうすればよいでしょうか」と相談されたらどうしますか。
自分は熊の生態のことなんて知らない、解決の糸口もつかめない、まさに未知の問題だ。でも事は急を要する。
ここでも冷静さがあれば問題解決手順(朝礼の追加の動画でAIが「メソッド」と呼んだもの)を踏むことができるはずです。
1 問題は何かを正確に捉える
この場合まだ問題は発生していません。問題が発生していないのであればそこで話を終えることもあり得ます。しかし前例などから「問題が発生する蓋然性」が高いと判断されれば、問題解決手順を継続します。
2 それが問題である理由を考える
これも前例から明確です
3 問題の生じる原因を考える
ここからがまさしく未知の領域です。そこで、生成AIに頼ったり、専門家に相談するという方法も十分考えられます。
しかし、相談する前に、素人なりに自分で想像してみる、あるいは仮説を立てることが重要だと思います。
想像の仕方は様々です。例えば、熊の生態について知っていることを挙げてみます。冬眠をする、鮭を食べる、樹の実も食べる、・・。
そこから熊が人里に近づく理由について仮説を立てます。
これが正しいかは別として、これを行うことによってAIや専門家の回答への理解が深まり、批判的視点も生まれ、判断力が鍛えられると思います。
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