恐れるべきは・・・ その2
(今朝のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
何のために考えるのか、何をしたいのか、を自分で考えることができないと、AIの回答を検証せず、それを鵜呑みにすることになります。
「人がAIに支配される」というディストピア的な予測がされることがあります。これはAIが人類を超える知性を獲得した結果として描かれることが多いと思いますが、そうではなく、この「鵜呑み」が進んだ結果、つまり人が自分で考える力を失った世界のことだと思います。
AIが如何に高い計算能力や推論能力や創造性を持つとしても、何のために計算や推論を行うのかという目的や意思を自ら持つのは今のところ難しいと思います。
支配するのはAIでなく、AIを使う人間、即ち自分達自身なのです。
人が自分の思考に支配される構図は「バイアス」即ち特定の状況で決まって起こる系統的なエラーで、そこにどんな道具が関わるかは重要ではありません。それがAIであってもおなじです。
ですからこの「支配」から逃れる方法はAIとは直接関係ありませんし、恐れるべきはAIやロボットではなく、人間、つまり自分自身なのです。
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