不動産取引において事件・事故を引き起こすもう一人の登場人物 その8
(今朝のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
多くの司法書士が「登記なんて誰がやっても同じだろう」「司法書士の仕事なんて書類を集めるだけだろう」(だからもっと報酬を安くしろ)「うるさいことを言うなら他の司法書士に頼むぞ」というようなことを言われた経験があると思います。
確かに登記制度の目的は物権変動(所用権の移転や抵当権の設定など)の過程を忠実に反映させること(「不動産登記法の原則」)であり、結果としての登記の内容も誰が代理するかによって大きく変わることはありません。登記代理が双方代理禁止の例外に当たるとされるのもそのためです。
しかし、その結果を実現するために、専門知識を駆使して複雑怪奇な登記簿を精査し最適な登記選択を行い、犯罪者集団から高額な資産を守りつつ、タイトなスケジュールの中多数の関係者が必要事項を漏らさぬようチェックし、迅速かつストレスなく決済に至れるようリードするのは司法書士です。
それを理解していない方が冒頭の発言をするのですが、それは「構造的問題」の一端に過ぎません。
つづく
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