世の中、理不尽なことにあふれている
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
先日、ある地方議会議員の方との話で、「理不尽な要求をする有権者の支持を得なければ政治には関われない」という現実に、改めて議員という仕事の難しさを感じました。
理不尽といえば、政治に限らず、世の中には理不尽なことが本当に多い。
たとえばオレオレ詐欺や地面師事件など、詐欺は世間に横行していますが、そんな事件でさえ「騙される側も悪い」といった声が上がります。これもまた、理不尽の一つでしょう。
もちろん、騙す側が100%悪いのは言うまでもありません。被害者を責めるのは、筋違いです。
ただ、それだけで済まされない現実もある。私は司法書士として、詐欺に限らず多くの不動産取引事故を見てきましたが、どれも「正論」だけでは防げなかったものばかりです。
悔しい話ですが、被害に遭わないためには、「被害者にも何らかの問題があった」と認める視点も必要なのだと、感じざるを得ません。
もっとも、「悪い」「問題」と言ってしまうと話がこじれます。「要因」と言い換えれば、少しだけ理不尽さのトゲも和らぐかもしれません。
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