本質をつかむ習慣 その1
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
最近「理念」や「原理原則」を掘り下げようという話をする機会が増えています。先日の本欄でも「問題解決の理念」について書きました(4月24日)。
一般的に「理念」という言葉は未実現のものを意味しますが、この場合は既に実現されているものごとの「本質」や「背景」(を掘り下げる)という意味です。
そして「理念」を「掘り下げる」とは「能動的思考」の実践、即ち問題を表面的に受け止めるだけでなく、立ち止まって自分の頭で一段深く考えてみようということでもあります。
もちろん忙しい日常の中で全てのことがらについてそれを行うことは不可能ですし、その必要も有りません。
その必要があるのは次のような場合です。
一つは、日常的でない問題、多数の関係者に影響する問題が発生した時です。「問題解決の理念」で触れたのはその例です。問題の表層だけを捉えていても、その深層を捉えることができなければ問題の真の解決(再発の防止)はできないからです。
ただ、重要なのは、その時に問題の深層を捉えようとする発想ができるかどうかです。
(つづく)
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