本質をつかむ習慣 その7
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
また、脳の一部の損傷によって他の部位の機能が高まることがあるとしても、そのことが左脳と芸術的能力との因果関係を示している訳でも有りません。
私のこのバイアス(非・能動的思考)は若い頃に「流行った」右脳・左脳論(角田忠信さんの「日本人の脳」を愛読)が元なのですが、これには現在批判も多いようです(「神話」とも)。
もし私に「能動的思考」ができていれば、脳科学の知識がアップデートされなくても、脳のできるだけ多くの部分を使って精神活動(身体活動)を行うことが、創造性や優れた成果を生み出すために有効なのではないかと、原理原則的に考えること(本質の掘り下げ)ができていたはずです。
ですから、古い知識に引きずられた私の発言は修正します。スケッチや芸術は右脳の活性化でなく、脳の多くの部位を働かせることの一環だと捉えます。
また、創造と芸術と脳の部位を短絡的に結び付けたのも浅はかでした。能動的=原理原則的思考をすると、芸術に親しむのは仕事とは違う脳の使い方で、多面的な発想に繋がるのではないか、となります。
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