「能動的思考」の実践例 その8
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
(反論への反論のつづき)
2 直感的判断とレッテル貼りのアナロジーについて
「直感的判断」と「レッテル貼り」の関係をアナロジー(類推)として用いた、というご説明、承知いたしました。
レッテル貼りが当たることを正当化する意図がない点も理解しました。
「当たることも外れることもある」という事実を述べているだけ、という点もその通りだと思います。
ただ、アナロジーを用いる際には、類似点と同時に相違点にも注意を払う必要があると考えます。
特に、生存に関わる瞬時の判断と、社会生活における複雑な他者評価とでは、その性質、目的、そして誤った場合の(倫理的・社会的)影響が大きく異なります。
そのため、このアナロジーが、読者によっては両者の違いを曖昧にし、結果的に「レッテル貼り」という行為の持つネガティブな側面や、それに対する注意喚起の重要性を薄めてしまうように感じられる可能性も否定できない、と考えました。
(つづく)
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