「レッテル貼り」は人の性か
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
前回、AI相手のトレーニングはコミュニケーションやマネジメントに課題がある方にとってうってつけだと書きました。
しかし、むしろトレーニングが必要なのは、課題があると自覚していない人なのです。
人の一面だけをみて「こういう人だ」と決めつけてしまうのは人として避け難いとも言えます。
人の認知システムに必ず備わっている、直感的判断という機能の一側面だからです。人類は、その機能によって命の危険から身を守り、生存競争に打ち勝って来られたのです。
そしてその直感が「当たっている」ことも多いのです(だから生き残れた)。ただ、外れていることも当然ありますし、無自覚に行われるものですから、命の危険がない現代社会では一度立ち止まって自分の判断が正しいかどうか疑ってみることも必要なのです。
そして、自分が(無自覚に)誤った判断をする可能性があるという認識があれば、自分を疑うという動機も働きますが、その認識がないことも多いので、例えばAIにイラッとすることが、それに気付くきっかけになれば良いと思った次第です。
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