問題解決の「理念」とは
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
(「能動的思考の実践例」は休みます)
先日、ある問題への対処方法の報告を受けました。
その問題の複数ある原因を除去する具体的な方法が提示され、いずれも的確で再発防止効果があると判断できました。
しかし私はそれに対して「理念を示して欲しい」という要望をしました。
しかしよく考えると問題解決について「理念」が論じられることはあまりありませんから、わかりにくかったかも知れません。
(このよしなしごとでもそうですが)私は時々ひとりよがりなことを言って誤解を招くことがあります。
そこで念のため今回の要望の趣旨をご説明しておきます。
「理念」と表現したのは、分かりやすく言いますと「共通の原因は何か」ということです。
問題の現象面だけを捉えそれに対処しても、その根底にある原因が分からないと新しい問題が派生することを防止できないので、それをつかむ必要があるのです。
組織に理念がなく目先の目標だけ立てても、その目標を達成してしまうと組織が方向性を見失ってしまうことと対比して、問題解決の「理念」という言葉を使ったのです。
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