手形小切手と登記は似てる? その2
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
手形小切手と登記は全く別物ですが、手形小切手制度の廃止の報に接して改めて手形制度やその電子化や廃止までの過程を再認識して、登記制度と似たところがあると感じたのです。
もちろん、手形小切手のように登記制度そのものの廃止が論じられている訳ではありません(ブロックチェーンに置き換えるべきだという主張がされることはありますが、全く現実的ではありません)。
しかし、紙で交換していたものを電子化した点は、登記制度でも同じことが行われていますし、さらに、テキストデータだけでなく画像データあるいはPDFのやり取りが行われているという点も似ているなと思った点の一つです。
つまり、紙のデータを画像やPDFに変換するという手間がかかっている訳です。そのため、手形小切手の場合は金融機関の事務負担が大きいと不満が出た訳です。
登記の場合はさらに、紙の添付書類を別途郵送するという手間がかかっています。その上、紙で登記申請するしくみも残されており、これが、申請人にも法務局にも負担になっているはずです。
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