「2種類の統制」の意味
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
昨日の朝礼で、統制には2種類あると言いました。「統制」の一般的な意味は「勝手なことをしないようにおさえ、とりしまること」で、例えば問題を起こした企業が、二度と同じ問題を起こさないことを社会に納得してもらう必要があるときは「組織的統制」を強調すると説得力が増します。
もちろん問題は繰り返してはなりませんし、緊急に対処しなければなりませんから、統制力を働かせることも必要です。
しかし、問題の再発可能性をゼロに近づけるには短期的な統制だけでは足りません。長期的に問題の再発を防ぎ続けることを可能にするためには、ルールを作り、それを遵守させることが不可欠です。
そして、それを実効性のあるものにするためには、単に組織がメンバーを「とりしまる」のではなく、メンバー一人ひとりが自ら考え、能動的・主体的に問題発生防止のための改革を行うことが重要になるのです。
言い換えれば、自分たちでルールを作るということです。それができる環境を整えることも広い意味で「統制」であると言いたかった訳ですが、多少無理があったかも。
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