能動的思考概念が求めるもの
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
能動的思考は私が経験則から見い出した価値であり、客観的普遍的な体系に支えられたものでも、学術的・科学的な裏付けを持ったものでもなく、言わば独善的な仮説のようなものです。
従ってこれには本来検証が必要ですが、それを行う資源も時間もありませんから、やはり経験則に訴えることになります。その意味では今回の実例(某システム改修を原因として突き付けられた指示への対応)は格好の材料となりますし、過去の実例(行政に前列を作って頂いた例)を取り上げて説明することもあります。
ところで能動的思考に似た概念に「批判的思考」があります。これは、長年多方面に渡って研究され、学術的・科学的な裏付けのある概念ですので、これを学んでいる方には能動的思考という考え方も容易に理解して頂けると思います。
もちろん批判的思考のように、そのための能力、技術や教育訓練等の基礎を持つものではなく頼りないものですが、「能動的」という志向性や態度を身につけることの重要性を(少なくとも弊社のメンバーには)理解して欲しいと思っています。
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