司法書士が過度に抑制的になるとき
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
営業の本質や目的についてこれまで色々と書いて来たのは、私達が営業活動(サービスを売る)の当事者であるからです。
一方でその、私達が売っているサービスの内容は、営業の本質や目的を直接推進するものではなく、間接的な支援であり、むしろ時には目的の達成に抑制的に働く場合もあります。
この点が、私達司法書士が営業の本質を理解しようとする際の障害になるのかも知れません。
一方で、私達が抑制的な対応をする場合でも、支援の対象者は営業の目的達成を当然望むため、注意を要します。
例えば不動産の売買であれば当事者は「売る・買う」「買わせる・売らせる」が目的であり、それ以外の要素、即ち方法の妥当性や適法性が二の次になる嫌いがあります。
その点を補い、安全・適法かつ円滑な不動産売買を実現するのが私達の重要な役割ですが、自分達が営業の本質を理解していないと、過度に抑制的になってしまうことがあります。
不安要素(不動産事件・事故の兆候となりうるもの)を正確に把握しようとせずに受託を拒絶するなどはその良い例です。
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