「絶対」を求められるとき
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
およそものごとに「絶対」はあり得ないのですが、人は時に「絶対」を求めることがあります。
もちろん求める側は絶対即ち100%を信じている訳では有りませんがこういう強い表現をするのにはそれなりの理由があります。
それは、実現できるかどうかを疑わせるだけの特別な強い理由があるということです。
例えば、「絶対に遅刻するな」と言うのは、相手方が遅刻をする可能性が高いと考えられる特別な強い理由、即ち遅刻の頻発という実績があるからです。
そしてそう言われた側は遅刻をしないための具体的な方策を示さなければなりませんが、個別の遅刻についての防止策を立てるだけでなく、「頻発している」という問題についての解決策も示さなければなりません。
問題解決のセオリーに従って問題の原因分析が必要になりますが、「頻発している」ことの原因分析はなかなか難度が高いと思います。
つまり「絶対」を求めるのは、通常の問題と異なる(頻発している)ことに気付かせ、説得力のある方策、即ち抜本的な解決策を示すことを求めているということなのです。
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