ブレーンストーミングの害
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
先日の「価値研修」では活発な発言がされ、私自身学ぶところもあり、また、参加者同士もお互いの考えや人となりに触れることができて良かったと思います。
そして、研修としては、価値観の共有の端緒として、お互いの価値観を知るという意義があったと思いますが、そこからさらに発展させてFLC&Sの新しい価値観を作り上げて行こうとすると、さらに別の方法が必要です。
新しいアイディアを生み出す方法として、これまではブレーンストーミング(判断延期、自由奔放、質より量、結合・改善の4つのルールの下に多数人で多角的に行うアイディア出し)が有効だと思っていましたが、既に多くの研究でブレーンストーミングの有効性が否定され、むしろネガティブな影響を与えるとされていることを最近読んだ本(※)で知りました。
その原因はブロッキング(他人の発言を聞いていて同じ意見と思い発言をやめたり、自分の意見を忘れてしまう)、評価不安(自分の発言に対する評価を恐れて発言を控える)、タダ乗り(何もせず、出席しているだけ)の3つだそうです。
※ 鈴木宏昭「認知バイアス」p.202、亀田達也「合議の知を求めて」
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