日本の序列意識の「伝統」
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
「タテ社会の人間関係」から。
今も本質は変わりません。
「同じ実力と資格を有する旋盤工であっても、年齢・入社年次・勤続期間の長短などによって差が生じ、同じ大学の教授であっても、発令の年月日によって序列ができ、また、かつての軍隊では、同じ将校といえども位官の違いによる差別は、驚くほど大きく、さらに同じ少尉であっても任官の順によって明確な序列ができていたという。同じく外交官といえども、たとえば一等書記官と二等書記官の差は素人では想像できないほど大きく、さらに同期(外交官試験合格年次)であるとか、先輩・後輩の序列がある」
「従業員の序列というものは入社年次によって(学歴が同じであるということを前提としているが)普通きまるようである。これは、経営者側がつくるというよりは、従業員自体の意識によって設定される」「同年にはいった者たちが『同期生の会』というものをしばしばつくっている。これはいっそう会社内における先輩・後輩の序列をはっきりさせる役割をもち、年功序列をますます助長させる結果となっている」
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