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2024年12月20日 (金)

現代も「タテ社会」

(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)

前回まで日本社会の序列意識の現れを「タテ社会の人間関係」から長々と引用してきました。同書は私がこれまで色々と感じて来た問題意識への回答をあっさりと、まさに目から鱗を落とすように与えてくれました。日本の序列意識もそれが「タテ社会」がもたらすものであることを教えられました。

もちろん、同書の執筆は1967年であり、現代社会にはそのまま通用しないのではないかとも思われます。例えば年功序列制などは現在はかなり薄れてきている部分もあるでしょう。しかし、「タテ社会」の本質は変わっていません。

一例です。昨日付の日経朝刊にあるシンクタンクの研究員の方が「CXO」(最高〇〇責任者)体制について書いた記事です。

本来「CxOで構成される経営陣がチームとして、互いの担当領域にまで口を挟むことを恐れずに闊達な議論を行い、迅速に戦略的意思決定を行う」ものだが

「多くの日本企業の執行体制は縦割り組織であり」「経営の意思決定に際しては、部門間で直接の対話を行わず、経営企画という日本特有の組織が部門間の調整に奔走している」

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