無意識の序列意識
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
先週まで日本の「タテ社会」やそこに存在する「序列意識」について、書籍「タテ社会の人間関係」から、旋盤工や大学教授、外交官、俳優、作家などの例をご紹介しました。
こういった、年齢や年次、役職、性別などによる、不合理・不必要な序列意識は多かれ少なかれ私達にも身に染みついています。
自由な発想や議論そしてイノベーションを妨げることから無意味な序列意識を持たぬように心がけても、タテ社会の中で自然に身につき習慣化しているため、簡単に払拭できるものではなく、日頃の言動や思考に現れてしまいます。
例えば
・自分より年少の男性に対する敬称は、親しくなくても「〇〇クン」、一方年長者は「〇〇さん」(同じ年少者でも女性は「〇〇さん」)
・上司や年長者には「こんにちは」と言えず「お疲れ様ですー」と言う
・弁護士や議員や作家や漫画家を「〇〇先生」と呼ぶ
・お客様にお茶(水)を出すことは年少者や新人や女性が行うものだと考える
・家事や育児は女性の役割だと考える
・女性が料理を取り分けることに疑問を感じない
等々上げるにきりがありません。
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