役割と格差は同義
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
「役割を離れれば対等」とは「役割上では対等ではない」ということです。
例えば教師と生徒。教師は生徒に知識や技術を授ける役割を担います。授ける役割と授けられる役割は対等ではありません。
職場でも同様の関係はあります。先輩が後輩を指導する場合、これも役割で、役割上は対等ではありません。
部課長などのマネジメント職は、チームを結集して目的・目標を成し遂げる役割を担います。チームメンバーはそこに結集します。結集させる役割と結集する役割は対等ではありません。
マネジメント職はルール遵守の指導や業務命令の役割も担います。指導・命令する役割とそれらを受ける役割とは対等ではありません。
資格者は、独占的な役割や補助者を統率する役割を担います。役割の上では非資格者と対等ではありません。
そもそも役割分担とは格差を設けることと同義で、社会や組織の活動が円滑かつ効率的に行われていくために必要不可欠なしくみです。
それでも全て役割の外で人は対等で、また役割は入れ替わり得ます。
当たり前過ぎて、ここに書くのも憚られる程です。
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