早くてうまい
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
「早さ」はサービスの重要な要素です(※1)。
ときには正確性を犠牲にしても早いほうが評価されるということももちろんあります。
昨日の例は、サービスを受ける側が正確性よりも速さを期待している場合です。
ただし、サービスを提供する側と受ける側でその点の認識が一致していることが重要です。
昨日の例ですと、「早さという期待には答えるが、資料が不測しているために結果は正確性を欠くこと」を説明し、了解して頂くことが必要です。
この点は、相続税の算出の際に、「相続財産はこれだけ、相続人はこの方」と限定して、それを了解して頂く(※2)というのと同じことです。
昨日の例での握り方としては、固定資産評価ではなく売買代金を基準に算出するから高めである(これより上回ることはない)、という説明でご納得頂ければそれでも良いのですが、できればもう少し誤差を少なくしたいところです。
そのために例の「一物四価」を使います(※3)。
ただし、公示価格と路線価、固定資産評価との関係(比率)はある程度明確ですが、実際の売買代金額との関係は明確には出せません。ここはやはりお客様との「お約束」になります。
つまり、「実勢価格(実際の取引事例の価格)は一般的に公示価格の110~120%と言われていますので、売買代金額を公示価格の110%と仮定して算出します」という「お約束」をしておきます。
いずれにしても、「早かろう拙かろう」ではなく、「早くてうまい」サービスの方が良いわけですが、私達のサービスが「うまい」と言われるためには、お客様との意思疎通や日頃の関係性が大きく関わってくるということです。
※1「フクダリーガルの電話ルール」では「呼び出し音1回以内で電話を取ること。3回以上鳴らせてしまったときは「お待たせいたしました」(「資格起業『3年で10倍』の法則」87頁)
※2相続税かかりますか
※3専門外でも即答
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