実録不動産トラブル#1 ~不動産詐欺事件はここに気をつけろ!2~
具体的には次の様な要素を含んだ取引が、詐欺事件を疑うべき「怪しい取引」であるといえる。
1 きれいな物件=担保や差押等が付いていない物件・・偽造やなりすまし等の手間が少ないため。
2 売り急いでいる案件・・調査に時間をかけられない様にするため。
3 価格が安いなど条件の良すぎる案件・・買い意欲を高め、怪しがられる余地を少なくするため。
4 所有者が居住していない物件、遠方に住んでいる物件・・替え玉を使いやすくするため。
5 売主の代理人が動いている物件・・4と同じ目的。
もちろん仲介業者等の関係者の信頼性や売買に至った経緯にも注意を払う必要がある。
以上は偽造権利書等を用いた典型的な詐欺事件であるが、このほかにも事件性を孕んだ取引というのは枚挙にいとまがない。それに関してはまた次回以降に・・・・
つづく
| 固定リンク | 0
コメント