ありがとうカード 下
さて、ありがとうカードを渡す事を義務付けられると、自分のありがとうの気持ち(相手に対する感謝の念)がテストされる事になる。テストの結果は次の2通りだ。
1 ありがとうの気持ちを持っていない。
2 ありがとうの気持ちを持っている。
「1」の場合はその人の家族観、仕事観、ひいては人生観の問題だ。まあ、自分が関わる全ての人に全く感謝の念を頂かないという人も珍しいとは思うが、ともすればこの気持ちを忘れているということはあり勝ちではないだろうか。特に身近な人(家族でも職場でも)に対して。
そういった人たちに感謝の念を呼び覚ますという働きがこのありがとうカードにはある。
「2」の場合は更に二通りに分かれる。
A:感謝の気持ちをいつも相手に伝えている(伝わっている)。
B:感謝の念を(あまり)伝えたことがない(伝えているつもりでも伝わっていない)。
「A」の場合はありがとうカードの出番はない。
「B」の場合は正しくありがとうカードの出番である。心には思っていても表に表さなかった(うまく表せなかった)気持ちを形にしてくれるわけだ。
ところで人間関係では感謝の気持ちだけでなく、心に思っている事を相手に伝える事が非常に重要である。せっかく感謝の気持ちや思いやりの気持ちを持っていてもそれが相手に伝わらなければ相手は幸せな気持ちにならない(むしろ不安な気持ちになる)。
そして気持ちを相手に伝えるためには形にして表さなければならないのだ。
その形の最も基本的なものが挨拶である。
つづく
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