代金がガラス張りになる? 今さら聞けない新・中間省略登記 14
「今さら聞けない」シリーズの14回目は「売買代金がガラス張りになるのではないか」という良くある質問です(「新・中間省略登記が図解でわかる本」ではQ58、124頁)。
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【質問】新・中間省略登記では、売買代金がガラス張りになってしまうのではないか?
売買代金がガラス張りになるというのは、AB間の売買代金がCに、BC間の売買代金がAに、それぞれ知られてしまうということである。
AB間の売買契約とBC間の売買契約は、関連はする(同じ不動産が対象である)が全く別個独立の契約である。従って契約当事者でない者に売買代金をはじめとする契約内容が知られてしまうという事は元来あり得ない話である。
AはBC間の契約の当事者ではないから、BC間の契約内容(売買代金)を知りうる立場にはないし、逆に、CはAB間の契約の当事者ではないから、AB間の契約内容(売買代金)を知りうる立場にはない。
したがってBはAに対してBC間の売買代金額を教える義務はない(Aは知る権利がない)し、逆にCに対してAB間の売買代金額を教える義務はない(Cは知る権利がない)。
これは自明の事なのだが、案外この「ガラス張りになるんじゃないか」という質問は多い。
それはなぜか。
(続く)
フクダリーガルコントラクツ&サービシス(FLC&S)
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