問題解決手順の見直し 4
(今朝のフクダリーガル社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
問題解決手順の第一段階では、まず事実を正確に把握し、次いでそこに如何なる問題があるのかを評価することになります。事実の正確な把握ができた後は、「何が問題か」を明確にしますが、それは「何をもって解決とするか」と裏腹であることに注意が必要です。
以前検討した蚊のたとえ話(「大きく考える 25」他)で考えてみます。蚊に大きな嫌悪感を抱いている人にとっては、蚊が存在すること自体が「事実」であり、さらにそれが「問題」であると考えることができます。そう考えると、この問題の「完全な解決」は蚊の存在を恒久的に消し去ること、つまり絶滅させることだと言えます。
しかしそれは極めて困難であるばかりでなく妥当性も検討が必要です。そこで一次的にでも人の前から蚊の存在を消し去ることで完全な解決に代えようとします。
例えば殺虫剤などの方法です。つまり解決の実現可能性によって「事実」及び「問題」が、蚊が「存在すること」から「人の前に現れること」に変わるということです。
さらに蚊が存在する限り「人の前から蚊の存在を消し去る」ことも完全には行えません。




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