2006年10月 9日 (月)

信念の人

次の出会いは「右派」の雑誌「月間日本」の南丘喜八郎主幹。

もともとはある方を通じて、登記の仕事(NPO法人の設立)を御紹介して頂いたのですが、せっかくのご縁なのでと思い、ご挨拶にお伺いしました。

実はお伺いするまではどんな仕事をされているかも全然分らなかったのです。

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電話でお話しているとお会いしたい、と思わせる何かがあったのです(失礼な事を申し上げてお許し下さい、主幹。人見知りですが素敵な人に会うのは好きです)。

そしてお会いしてみると予想通り大変魅力的な方でした。

ワタシが早稲田出身だと知ると(主幹も早稲田。早稲田精神高揚会OBで、ワタシよりも一世代先輩ですが)、べらんめぇ口調で、早稲田批判(というより元総長批判)を始めました。

奥島前総長にも話が及び、「奥島さんの人間は好きだが、革マルを追い出したやり方は間違っている」と歯に衣着せぬ言い方。

奥島先生からは、「オレは革マルの思想を排除したわけではない、今でも革マルの学生はいるがそれを排除するするつもりもない」という話を伺っていましたので、ワタシも反論しましたが。

そして、主幹の「早稲田批判」からは早稲田に対する深い愛情が感じられるのでした。

後でワタシが奥島ゼミ出身で、しかも奥島先生に仲人までして頂いたと話すと、「それは悪かったなー」と豪快に笑っておられました。

日本の再生を願って」という理念の下に「月間日本」を立上げ、信念に基づいて発言を続けて来られている主幹の姿を見ていると、自分の日和見的なところがとても恥ずかしく感じられました。

もちろん、ワタシの事業展望の最後には教育事業に参画して日本を良くして行きたいという理想はありますし、その教育の基本理念とすべきものこそ「法的思考」にあるのですがI(だからこそ「日本を救う」などと大層なタイトルをつけているのです)、ともすれば目の前の事に流されて、信念を忘れがちになるヤキソバオヤジにとって、主幹との出会いは大きな出来事でありました。

でも、なんとなくイメージがウチの非常勤顧問をして頂いているM先生(もと富士銀行常務)に似ているんだなー。あくまでイメージだけど。

ウチの事務所

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2006年4月15日 (土)

おでんとレトロと会社法

060414_002今日は完全オフで、ブログもお休み、と行きたいところでしたが、貧乏性で(?)書き始めました。

昨日は大学時代(奥島ゼミ)の友人達と、病気療養中の友人を励ますべく(それを口実に飲みたいだけ?)早稲田のおでんや「志乃ぶ」へ。いつもの事ながら満杯。友人の一人A(某大手電機メーカー勤務)は家族で来るそうで、「色々有名店はあるがここのおでんが一番おいしい」とか。確かに旨い(ただし西麻布「かぶいて候」も負けていません)。おみやげに持ち帰ると次女が「薄味だけど味がしみてておいしい」などと生意気なことを・・。

2次会は高田馬場駅近くの「レトロ」を売り物にした飲み屋へ。名前は確か「半兵衛」。ここも学生で満杯。オジサンたちは懐かしいハムカツや揚げパンや串カツやらでホッピーを飲んで大喜びでした。そこで撮ったのがこの写真です。

さて、今日のカタイ話は、会社法の改正に伴って、増えているご相談について。新たに会社を立ち上げようとする方達から、機関設計(取締役や監査役)の自由度が高まったので、どのような役員構成にすれば良いでしょうかというご相談が増えています。

ここでまずワタシが申し上げていますのは、将来会社をどのようにしたいのかをお聞かせ下さい、ということです。

会社を作る目的が、(実質的には個人事業主と変わらない=自分の自由に会社を動かしたい=にもかかわらず)単に「株式会社」という名前により対外的信用を高めるという発想(名前が会社となっただけで信用が高まるとも思えませんが)であればもっとも簡易な構成(取締役1名のみ、任期10年)が実体に合致しており、コストもかからず問題はないでしょう。

しかし将来的に発展を考えるのであれば今のうちからどのような機関設計をしていくかを十分考えておくべきだと思います。

すなわち、法律を「規制」と考えて、それに違反しないように気をつけるという時代は終わったのです(会社法も「原則規制」から「原則自由」に変わったと言われています)。法律を自己の経済活動を実現するため手段(道具)と捉え、積極的に法制度を活用していくべき時代になったのです。

適正な業務執行を行い、周囲(取引先や金融機関だけでなく、従業員等も)の信頼を高め、「優れた」会社にしていこうと思うのであるならば、会計参与や取締役会及び監査役設置の設置等を起業当初から積極的に検討していくべきだと思います。特に会計参与の設置は検討に値すると思います(もっとも顧問税理士さんが引受けてくれるかどうかは別問題ですが)。

⇒「ライブドアシリーズ」の第1回目の

⇒「プチ信託登記入門」シリーズの第1回目の

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