2006年10月19日 (木)

不良債権処理の登記

というわけで「青山の会」懇親会に合流(自宅に戻って一っ風呂浴びたところです)。

今回のメインゲスト(講師)はニュージーランドの不動産会社Bayleysの村上弘人さんだったんですが、なぜかヤキソバオヤジ、元BTMで現在は事業再生コンサルを手がけているMAさんに不良債権化した債務の代位弁済と債権譲渡及びそれに伴う根抵当権の移転についての「セミナー」を行う羽目に。

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MAさん銀行出身ですが今までこんなの見たことないと仰っており、人に聞いても法務局に相談してみるように言われたというのですが、謄本を見てみると典型的な不良債権処理のパターン。

うちは散々メガバンク様で不良債権処理の仕事をしてきていますので、当たり前の見慣れた登記簿なんですが、一般的にはあまり見慣れないパターンなのかも知れません。

元本確定登記(多分確定通知)に引き続き保証協会への一部代位弁済による根抵当権持分移転登記及びファンドへの売却(債権譲渡)による持分移転登記がされているというものです。

根抵当権ですが確定していますので全部譲渡一部譲渡等はありえないこと、変わりに債権譲渡や代位弁済に伴って根抵当権は(一部)移転すること、根抵当権が移転しても元の根抵当権者の登記は抹消されるものではないこと、元の極度額まで当然担保すべきであること、極度額は減額請求が可能であること、等々をご説明。

私も逆に色々勉強になりました。

自分たちが当然と思っていることでも実際はかなりの差で理解度が足りなかったり・・・。

いかに自分の知識・情報をお金にすべきかということ・・・・

・・・・そろそろ限界なのでまた明日。

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2006年10月13日 (金)

権利書がなくなる?境界紛争がなくなる?

12月1日にTFPコンサルティンググループTFP不動産コンサルティング株式会社(TRC)様主催の「クラブ・エントランスセミナー」で、講演をさせて頂きます。

テーマは「権利書がなくなる?境界紛争がなくなる? 最新の不動産登記実務と筆界特定制度」(仮題)です。土地家屋調査士の山内先生と共同で行わせて頂きます。

改正不動産登記法施行時(昨年3月)にも色々な所でセミナーをさせて頂きましたが、いよいよシステムの切り替え(オンライン指定。「権利書」→「登記識別情報」)が進んできて、現場での取扱いが分りにくくなってきたこと、また新しく創設された筆界特定制度についても誤解が多い事から、解説をして欲しいとの声が高まっており、今回の講演を行わせていただく事になりました。

詳細は追って告知致しますのでご興味のある方は是非ご参加下さい(前回は定員オーバーとなりました)。

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2006年5月26日 (金)

明治の不動産登記?

今日はとても嬉しい話から。

J-REITに派遣しているN君。

極めて優秀であるという評価を得ているとの情報がありました。

彼が指導を出来るようになったらさらに増員も、というような話も。

060524 さて、今日の写真は「地券」です。

明治時代の、今でいう不動産登記にあたるものです。

土地を売買すると、この地券が発行され、正本を地主に交付し、副本を台帳につづり込みました。

地券の交付・裏書が土地所有権移転の効力要件とされました。

明治維新から旧登記法が制定される明治19年まで使われました。

スミマセン今日もこれで失礼します。

これから北海道(またー?)へいってきまーす。

⇒「ライブドアシリーズ」の第1回目の、前回の記事

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2006年5月24日 (水)

中立派?

いやー住宅新報様。

取材に来られていたのは知っていましたが、よもや1面トップにでかでかと写真入で掲載されるとは。

しかも「中立派」というキャプションつきで。

早速知り合いから(しかもファクスで)「いつから中立派になったんだ~っ」というキツイツッコミが・・。

中立かどうかはともかくも、一つだけはっきりさせておきたいのは、禁止派のS先生はもちろん、中立派のヤキソバオヤジも、肯定派のG先生も、決してやっていないという事です。

060513_1 こそこそするようなことは決してやりません。だからこそこういう場に出てきて堂々と(G先生のことです)論陣を張るのです。

何の話だ、というツッコミ、ごもっともですスミマセン、所謂「中間省略登記」の話で、舞台は先日御紹介日本マンション学会の札幌大会です。

そうそう、先日「大志がない」というキツイ忠告を頂きましたが、札幌(北大)でこんな写真を撮ってもらいました。

今日は(今日も?)こんなところでご勘弁を・・・。

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2006年5月14日 (日)

サヨナラサッポロ~会計参与はどうよ?

060514_006 昨夜は日本マンション学会の懇親会。サッポロビール園でジンギスカンと生ビールで大パーティ。ウチのチームだけで150人もいるのですが、それでも会場の「ポプラ館」(確かそんな名前)ではごく一部。そんな巨大なホールが広大な敷地の中に何棟も建っていて、しかも受付棟(?)では大行列が出来ていました。写真でそんなイメージが伝わるでしょうか(あとの写真は「看板シリーズ」札幌編~「ススキノ0番地」から)。

二次会(当然です?)では名古屋の弁護士H先生、岡崎の弁護士T先生と隣り合わせ(初対面)、色々なお話をさせていただきました。H先生は昨日のオヤジがパネリストを務めた分科会に参加していただいたそうで、中間省略登記の議論の歴史や理論的な部分について大変勉強になったと仰っていただきました。

T先生は、成年後見人の依頼を受けることが多い(不動産に絡んで)ということで、ウチも不動産取引にからんで成年後見人を立てることを当事者に依頼したり、任意後見制度の利用を推奨していますので、色々な経験談をお話させていただきました。

060514_002 昨日御紹介した田澤先生・太田先生の事務所「法務・会計プラザ」のお話もさせて頂きましたが、大変共感され、いずれその様な形態(フロアを共通にするワンストップサービス)にしたいと仰っていました。

昨日は二次会のみで大人しく帰りました(このブログは新千歳空港までの「快速エアポート」の中で書いています)。

ところで、札幌に来る日の午前中に、公認会計士のS先生(大学で教鞭も執られている有力な先生です)が事務所にお見えになり、「会計参与」制度の導入を支援する組織を立上げ、事務局となる株式会社をつくりたいということでその手続きのご依頼を頂きました。

060514_001 会見参与については、税理士さんたちは嫌がっているという話を耳にする事が最近は多く、先日もある会合で、会社の顧問税理士に会計参与になってくれないかと頼んだら断られた、税理士さん達にメリットはないのか、そもそもこの制度は何のために作られたのか、という質問を受け、たじたじとなりました。

この支援組織は、会計参与制度の発展についての危機感の下、会計参与についてのスキルを身に付ける支援をするとともに、業務内容の審査もするものになるという事です。正式に発表になりましたらまた御紹介させていただきます。

オヤジも微力ながら会計参与制度のお手伝いさせて頂くつもりです(同じく会計参与を推進している山田真哉さんの「インブルームLLPのセミナーにもコメンテーターとして参加致します)。

そうそうキュリアスさん、会計参与になっていただける税理士さん、御紹介できそうですよ。

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2006年5月13日 (土)

大通り・ススキノ・北大

昨日から札幌入りしています。目的は「日本マンション学会」の北海道大会。

シンポジウムでの「研究発表」をさせていただくことになりました。

8つある分科会の一つで、テーマは中間省略登記

内容については別にご報告できると思います。

060512_001 昨夕は、船井総研の経営研究会でご一緒させていただいている司法書士の田澤先生のオフィスを表敬訪問。弁護士、会計士、税理士、土地家屋調査士、社会保険労務士の先生方とのシェア・オフィスで、雪祭りで有名な大通り公園を一望する北海道銀行本店のビルの上の素晴らしいオフィスでした。

060512_002 単なる経費分担型の事務所ではなく、「法務・会計プラザ」として、共通の理念・経営戦略から、具体的な戦術面まで共通のルールを定め、定期的にセミナーを開催するなど各専門化が連携しての総合的なサービスも展開しておられます。ワンストップのサービスとしては一つの理想形ではないでしょうか。

もちろんコラボレーションを図ることは、ITの発達した今、必ずしも同じフロアにいなくても可能ではあります。現にウチの場合、事務所内にいる専門家は司法書士8名と行政書士(法務)1名だけで、連携する土地家屋調査士、税理士、弁護士、会計士、弁理士、行政書士(許認可)の先生方は外部の方々です。

しかし、やはり同じフロアで空間的に近いということは、アクセスタイムが究極に短いという事であり、サービスの質を高めるためには大変効果的だと思います。

只、有能な先生方は既に一国一城の主となっており、物理的に同じビルに入ると言うことは難しいことが多く、また仮に入れたとしても、理念や営業方針を共通にするというのは至難の業だと思います。

写真は「法務・会計プラザ」のオフィス入り口で、弁護士の太田先生(左)、田澤先生(右)とのスリーショットと、受付の美しい花(受付の美女は残念ながら帰られた後でした)。

060512_006 そして、そのまま田澤先生に夜のススキノを案内していただきました。寿司屋、感動的な美味しさでした。「国稀」もとても良かった。人には紹介したくない店ですね。ご主人も名前は出さないでという事でしたので、写真だけで。

2次会はやはり味噌ラーメン。すみれ。

060512_007 いやーグルメブログにはしたくなかったのですが、あまりの素晴らしさに写真を撮りまくりでした。そして田澤先生すっかりご馳走になってしまいまして申しわけございません。今度上京された際は是非夜の東京をご案内させてください。

そして起業塾じゃないですけど3次会に突入。塾長ご推薦の店です。「手」シリーズ。

060512_002_1 調子に乗ってタカーイボトルを入れてしまったので(どうすんだよ3ヶ月以内にまた来るのかよ)どうぞご利用下さい。ただこの店は神戸資本。歌舞伎町にもあるとか。

そして、今日、二日酔いぎみのアタマを抱えて、北海道大学工学部のシンポジウム会場へ。なんとか無事に(?)発表を終えられました。

060513_001 他の発表者の皆さん(旭川司法書士会の後藤英文先生、東京司法書士会の齋木賢二先生。取りまとめは相馬計二先生)は、それぞれの立場から異なる「中間省略登記」論を展開しました。オヤジの発表については後で何人かの方から、ずいぶんトーンダウンしているなとお叱りを頂きました。大阪の方が、是非オヤジの話を聞きたいと仰っていた(都合で来られなかった)そうです・・・。ご期待にそえなくてスミマセン。

そして慶応大学名誉教授の新田敏先生をはじめとする民法学者の先生方のお話も大変勉強になりました。有難うございました。

詳細は再来週の「住宅新報」紙で報道されるそうです(遠藤記者お疲れ様でした)。

これからサッポロビール園での懇親会に出撃してまいります。ではでは~。

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