2006年10月16日 (月)

自信満々に謙虚に・・。

先日こんなことがありました。

ある百貨店に靴の修理を頼みに行った際の事です。

カウンターで説明をしたり書類を書いたりしている間に、脇のほうからどうも「気になる言葉」が聞こえてくるのです。

それは、「修理ですかー?」とお客様に呼びかける声です。

一流の百貨店とは思えない言葉です。

そこでちょっと顔を回して、その言葉の主を確かめました。

それで納得。

ポロシャツを着て前掛けをした、技術者風の人、おそらく靴の修理を行う職人であろうと思われる人でした。

彼がもし、スーツをびしっと決めた店員さんのように「修理でございますか」と丁寧に言ったとしたら逆に違和感があったのではないでしょうか。

あまりに丁寧すぎるとかえってその技術力が疑問になるような気がします。

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ウチの事務所では言葉遣いについては色々とうるさいことを言ってます(「オヤジの気になる言葉使い」とか「敬語って何?」といった記事もそんな事の表れです)。

これは司法書士も「サービス業」である以上当然だと思っています。

しかし一方で、これは前々からなんですが、「へりくだり過ぎるな」ということも言っています(大半の司法書士はそう言われるほどの物腰は身に付けていませんが、中にはいるのです丁寧すぎちゃうのが)。

私たちの仕事はサービス業であるとともに法律を扱う職業です。依頼者からの信頼が重要で、お客様に不安を与えるようなことがあっては失格です。

よく医者に例えるのですが、お医者さんがニコニコと揉み手をして「いらっしゃいませー」と出迎えたら、患者は不安になるでしょう。

傲慢になるのは良くありませんが、かといってへりくだり過ぎるのも問題です。

自分の法的判断が正しいということに自信を持っていることを示さなければ、依頼者は不安になるでしょう。

結局はこれも顧客満足(CS)という観点からは当然のことなのですが。

丁寧に、お客様に対する尊敬と謙譲心をもって、かつ堂々と自信を持って行動することが重要です。

でも、具体的にどんな態度、言葉遣いが正しいかは難しいところです。

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2006年9月29日 (金)

敬語って何?

気になる言葉について書きましたが、少し考えてみると、「気になる」理由は様々である事が分ります。

1 敬語の使い方が間違っている。
  はいでなくええ、~させましょうか、~様でなく~さん、ございますでなくです、~してよろしいでしょうかなど

2 日本語としての使い方が論理的に間違っている(所謂「バイト語」など)
  ~になります、~よろしかったでしょうか、~の方、など

3 言葉の響きが不快である。
  有り難うございまーす、「~ですが。」等

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そしてこのうち敬語に関しては「難しいですね」という反応が多かった。

企業で一定のポジションにある人でも、自分の敬語に自信がないという人も結構多いようです(業種・職種にもよりますが)。

結局敬語がなぜ難しいかというと、どうしてそれを使わなければならないか、それを使う意義を心から納得していないからではないでしょうか。

たぶんこれを論じると議論百出になるでしょう。

ただ、ワタシは自分の基準でここは敬語を使う場面だろうと感じるところで、敬語を使っていないのを見ると不快に感じるということは間違いありません。

ということは、自分のコミュニケーションをとる相手が自分の言葉に対して不快感を感じる事があるという事を認識しておく必要があるということです。

これは「価値観の違い」という事で簡単に片付けられない問題です。

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2006年9月22日 (金)

オヤジの気になる言葉使い

所謂「バイト語」というのが一時よく話題になりました。

「~でよろしかったでしょうか」とか「~になります」など。

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最近ヤキソバオヤジはこんな言葉使いが気になっています。

・目上の方に対して返事をするときに「はい」ではなく「ええ」。

・「○○してよろしいでしょうか」
(電話を受けたときに「お名前をお伺いしてよろしいでしょうか」など)

・「○○ですが」
(「今外出中で、○○時戻りでございますが」など。「これで話は終わりだぞさぁどうする」と言っているように私には聞こえる)

・「○○させましょうか」
(「外出中ですので、戻りましたら電話させましょうか」など)

・「おはようございます」でなく「お早うございまーす」
(某局の朝のバラエティ番組で某女子アナに毎朝聞かされてます)

・・・・・こういうのが気になるのってワタシだけ?

そういえば、「~になります」(例えばレストランで、「お待たせ致しました、オムライスになります」)っていうのは、実は昔から使われていました。但し使い方が違いますけどね。それは、

葛飾柴又の「とらや」という団子屋で「おばちゃん」が、「団子10本で○○円になります」って・・・。

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2006年5月20日 (土)

フクダリーガル第二世紀!?

今日はフクダリーガルビジネスセミナー、名づけて「リーガルセミナー」の第一回目。

M先生、T先生、朝から終日、密度の濃いセミナー・コーチングを有難うございました。事務局の2人も良くやってもらって感謝です。

そして参加者の諸君、一日缶詰での研修お疲れーそして有難う!!

セミナーは先ず、「呼吸法」から始まりました。「元気とやる気」を引き出す方法の一つです。これによって胆力を養うことを目的とします。

そして、時代を見通す目(魚の眼=時代の潮流を読む眼)を持つことを事例研究(ジャパニーズスタンダードとなっている企業の事例)を通して学ぶ一方、頭でっかちにならずに目の前の仕事を徹底的にやることで、次に進むべき道が見えてくるということも学びました。

060520_003_1 そして何度かのグループミーティングを通して、自主的主体的に自分の夢や目標、CSのあり方などを提案していきます(写真はそのグループミーティングの模様です)

また、特に事務局から希望の出ていたビジネスマナーについても、実演を通して改めて学びました。

ミーティングを通して、終始「挨拶」や「返事」というビジネスの基本事項も徹底的に実践していきます。

本当に盛りだくさんのプログラムで、参加者諸君にとっては(個人差はあっても)大変な刺激であり、大いに勉強になることばかりだったと思います。

尤も、まだまだこれはスタートであり、これから継続して実践していくことで一人ひとりが人間的に成長していくとともに、フクダリーガル自体も成長していくのだと思っています)。

言わばフクダリーガル「第二世紀」のスタートです!!

只、残念だったのは、全員がまだ一枚岩ではないことなのです。いえ、もちろん初めから一枚岩の事務所なんて逆に信用できませんが、いずれはそうならなければ、セミナーを行った意味はないと思います。

もちろん、色々な意見があって良いのですし、今日も様々な意見(個人の・事務所の目標の設定等々について)が出ましたが、それは決してネガティブなことではないのです。

060520_005 にも関わらず、全員のやる気をいっぺんになくさせる様な発言(というのが大袈裟なら、「白けさせる」発言)をするという事は、あまり感心したことではありません。どうやら「いやいや」ながら、「強制」だから仕方なく出てきたという事らしかったです。それなら初めにそういう提言をすれば良く(それが皆に受け入れられるかは別として)、当日になって皆の前でそういう事を言うという事はいかがなものでしょうか。

仮にその提言を皆が容認したとすると、もうセミナーをやる必要はないでしょう。私も今のメンバーでのこれ以上の事務所の発展を望むことは諦めるしかありません。その様なことはないと信じていますが。

その他にも一見消極的とも思える発言もありましたが、これはその発言者独特の(照れも含んだ)表現方法であり、心から否定的な考えを持っている訳ではないと信じています。まるで小学生や中学生の様な態度に過ぎません。ワタシも昔そうでしたから良くわかります。

でも、それって実は損なのです。人に伝わらない、というより、ネガティブなメッセージを相手に植え付けるだけです。やはりカタチが重要なのです。そしてその様なカタチを示しているうちにそれがいつしか自分にとっても本当になってしまうのです。

言葉に出せば夢は実現すると、常日頃言っていますが(今日のセミナーでもそういう「言霊」のお話がありました)、悪いことも現実化してしまうのです。

逆にカタチだけ分ったようなフリをしている人もいるかもしれませんが。

でも大半(最低80%)の人達は、前向きな気持ちで参加していたというのが感じられました。発言の一つ一つに表れていましたし、なにより快適な「気」が横溢していましたから(こういう場はホントに快適で、癒されるのです。ワタシの場合)。

・・・ととりとめもなく書いてきましたが、このくらいにしておきます。眠くてしょうがないものですみません。すこしは伝わったでしょうか。

060520_001 最後の写真は「今日のヤキソバ」。セミナー後の「交流会」の「K飯店」のものです。なぜかソースヤキソバです。

続き(又は追加、訂正)はまたどこかで・・・。

⇒「ライブドアシリーズ」の第1回目の、前回の記事

⇒「法的思考シリーズ」の第1回目の

⇒「会社法よくある質問」シリーズの第1回目の記事、前回の記事

⇒「プチ信託登記入門」シリーズの第1回目の

⇒このブログのトッ

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