2006年10月10日 (火)

IT、ネットを道具として使いこなすためには何が重要か?

今度の出会いは「インターネットビジネス勉強会(IBSS)」

ITビジネスコンサル(コーディネーター)の和田英克さん(ハイパーIT代表)が主催し、「満室経営プロデューサー」の西山雄一さんと、カリスマブロガー女性起業塾講師(不動産起業塾のサポートメンバーでもあります)のマダムKこと熊坂仁美さんが脇を固めています。

ヤキソバオヤジはマダムKの御紹介(というかブログで紹介されていたので速攻申し込んじゃいました)。

概要は勉強会のサイトをご覧ください。

さて、先週の土曜日が第二回。

大テーマはメールマガジン。

西山さんがセミナーを担当されました。

マインドマップを用いた分り易いレジュメで、メルマガの用途・目的から、具体的な作成の秘訣まで、短時間に大変情報量の多い講演でした。

その模様はマダムKのブログに写真入で紹介されています。

そして、ヤキソバオヤジが一番印象的だったのは、「コストが許せば紙媒体や電話、セミナーの方が効果的です」というお話でした。

そう、そもそも何のためにメルマガやWebサイトを利用しようとしているのかということ。

先日のソフトブレーンのセミナーでも、反省材料として気付かせて頂いた事ですが、

何をやりたいのか(ネットで)

何を売りたいのか

一番の強み、売り物は何か

という事が明確になっているのかということです。

つまり、ネットにしろ紙媒体にしろ、マーケティングやセールスの「道具」に過ぎず、その「道具」を使って何をやりたいのかがまずなければおかしいのです。

何をやりたいかによって使うべき道具も違ってくれば、逆に同じ道具でも使い方が異なってくるわけです。

これは前の記事にも書きましたが、事務所自体の目標の問題でもあるわけで、経営方針、事業展望そのものを問われるという事であります。

・・・・・

それにしてもこの勉強会、流石に意識の高い方が多く、常に活発に質問や発言が飛び交う、活気にあふれた会です(不動産投資家の方が予想外に多かったですが・・・)。

ウチの事務所

→このブログのトップ

Photo_3ブログランキング挑戦中です。
←ここをクリッとして頂くと励みに。

| | コメント (4) | トラックバック (9)

2006年9月26日 (火)

東京カワイイ♥ウォーズ 刹那的で儚い美意識の戦い。

いやー、流行って一体何なんでしょうね。

ヤキソバオヤジのように流行なんてぇものとは無縁のジジーは、流行の最先端を追いかけたり、ましてや流行を作り出す世界にさほど興味はなかったのですが。

24日のNHKスペシャル「東京カワイイ★ウォーズ」にはもう、大ビックリ。オモシロイ世界を垣間見させてもらいましたよ。

Photo_3←今日もクリック!よろしくお願いします。
ポチッ!で評価上昇、嬉しいです。

ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、皆さん、「東京ガールズコレクション」って知ってました?

今や、やや低調な「東京コレクション」を尻目に、日本の(世界の?)女の子達の熱狂的な支持を受けているファッションショーです。

世界5大コレクション(パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、東京)などの所謂「モード」とは違い、ガールズコレクションには、すぐに着られる・売れる・買える服(「リアル・クローズ」と言うそうです)が登場するのです。

しかもそれを着るのは女の子たちに圧倒的な支持を受けているカリスマモデル達。エビちゃんとか押切もえ山田優等(この三人はいずれも雑誌CanCamの専属モデル。そしてこのCanCamという雑誌が、驚くなかれ販売部数が80万部だそうな!さらに驚く事には、日本にはこの手の女性向けファッション誌が100誌以上あるそうな!!)

そしてそれを熱狂的に見つめる女の子たちが発する言葉は「カワイイ!!」(涙を流している子もいましたねぇ)。

今年のガールズコレクションには2万人以上が集まったそうです(それでも切符は取るのが大変だったとか。ウチのムスメの情報ですが。但しムスメはCanCam派でなくViVi派)。

そしてコレクションを見ながら、その洋服を携帯経由で即時に買う事が出来るというのですから驚きです(そして一晩の売上が2,000万円以上!!)。

つまりこれは、流行を作り出す人達によって仕掛けられたビジネスなのですが、そのスピードが凄い。

「モード」の場合にも、当然流行はデザイナー達によって作られるのですが、ショーからそのファッションが店頭で買えるようになるまで(もちろんショーのデザインがそのまま売り物になるわけではありません)1年かかる場合もあると言います。

一方、リアル・クローズの場合、サイクルは何と2週間!!

つまり、少女たちが「カワイイ!!」と感じた服は2週間で次のファッションに取って代わられるのだそうです。

さらにその流行の作り出し方が凄い。

渋谷109(イチマルキュー、今やガールズファッションのメッカ。「カリスマ店員」の発祥の地)の、急成長しているブティックでは、20歳と21歳の、ファッション経験ゼロのおねぃちゃん二人が企画・デザインを手がけるのだそうです。

彼女たちが渋谷の町で「カワイイ」と感じたファッションをヒントにデザインをし、ネットワークされた少女達に集合をかけて、その意見を聞き、取り入れていく、そしてデザインが決まってから納品までも2週間!!

そして納品されてから2週間で消えていく・・・・。

少女達は「毎日違う洋服が」着たくて、「カワイイ」服が着たくて、月に5万円も10万円も服につぎ込んで(バイト代が全部服に消える)・・・どうやら世界一ファッションにカネをかけているのは日本の少女達らしい。

ヤキソバオヤジ的には実は結構嫌いじゃないですネ。いやカリスマモデルがじゃなくて、この世界というか感覚と言うかが。

何がどう、といわれるとうまく説明できないのですが、強いて言えば女の子達が自分自身の美意識に従って行動している(基準は「カワイイ」)、そしてそれが刹那的で儚いというところでしょうかね。

もちろん、モードの世界では、三宅一生さんや川久保玲さん(コム・デ・ギャルソン)などのような、とても美しく個性的なものを創造し、心から尊敬できるアーティストも日本は輩出しており、それはとても感動的で大好きなのですが、今のガールズファッションからも、「モード」とは違った次元での個性を感じるというか。

いずれにしてもドブネズミファッションがとっても楽だと思っているワタシ達オヤジ族には、彼女たちをとやかく言う資格はない。

この感覚を掴む事のできるオヤジいや大人がここでも大きなビジネスを展開しているのですねー。

もっともオヤジとしては服を買わされるのは猛反対だけど。

ウチの事務所

ウチのスタッフ

→このブログのトップ

| | コメント (4) | トラックバック (2)

2006年6月29日 (木)

信託法研究会終了/目標はYサービサー?

今日は、先日状態(!)書けませんでしたサタス・インテグレイト不動産フォーラム主催の信託法研究会の事を少し。

060629 このブログでも何度か触れましたし、プチ信託登記入門なるシリーズを始めたのもこの研究会が契機でした(まだほんのさわりですが)。一昨日が最終回だったのですが、信託法の権威の筑波大学法科大学院教授であり同院長でもいらっしゃる新井誠先生をコーディネーターにお迎えして、信託法の概要(特に改正案)を勉強すると供に、信託業法の改正により可能になった事業会社(金融機関以外)による信託会社設立の実例を、実際に当該信託会社の方々をお招きして、免許(運用型)・登録(管理型)を受けるに至るまでの過程などについて、生々しいお話をお伺いすることが出来ました。

出席者は、皆さん不動産ビジネス・証券化ビジネスの最先端の部分で活躍されている会社の方々ばかりで、中には自社でも後に続いて信託会社を設立しようという計画をお持ちの会社も何社かあったようです。

この研究会(昨年に引続き第2期という事になるそうです)に参加させていただき、如何に自分が信託というシステムの一部しか知らなかったかを痛感(これは自分が不勉強だっただけですが)したばかりでなく、信託が本来極めて多様な機能を果たすことができるにも関わらず、そのごく一部の機能にしか注目されてこなかったのかを知ることが出来ました。

現在不動産証券化のビジネスの中では信託を利用したスキームを用いることが不可欠であり、信託銀行の受託能力を超えている(行列が出来ているという言い方をされていた方も)だけでなく、ずさんなチェックで処分を受けるところ(外資系他)も出てきている有様ですが、信託の用途はそれだけではないのです。

060629_1 お招きした信託会社各社の皆様はそれぞれ多種多様な目的と信念をもって信託会社の設立を企図したという事に大変な感銘を受けました。そういえば桐生信託様(28記事登録完了おめでとうございます!。同社は日本初の不動産の管理型信託会社として注目を集めています。

最終回にお招きした日本エスクロー信託(安井取締役様、大変分りやすいご講演を有難うございました)は、私と同業(といっても規模も歴史も桁が違いますが)の司法書士の山田晃久先生の会社(山田サービサ総合事務所、上場企業です)が母体となって設立されたもので、「不動産エスクロー業務をフルラインで提供する」という大きな目的をもって臨まれているものです。

ヤキソバオヤジの事務所も色々なビジネス展開を行っていて、あるコンサルタントの方から「福田先生、目標は山田先生ですか」と聞かれたくらいですが、今回のお話はエスクロービジネスだけでなく金融事務代行、不動産調査・ドキュメンテーション代行等、登記業務とシナジー効果のある業務を展開するに当たってのヒントを色々と提供して頂けた様な気がします。

ウチはまだ「フルライン」で提供できるだけの陣容もノウハウもありませんが、先進的な取り組みに注目してくださっている会社様も少なからずあるようです。

人材のポテンシャルもモチベーションも低くはないと思っていますので、山田サービサーを目標に出来るかどうかはわかりませんが、まだまだ伸びていく(課題ももちろん多いですが)と思っています。

⇒「法的思考シリーズ」の第1回目の記事、前回の

⇒「ライブドアシリーズ」の第1回目の記事、前回の記事

⇒「会社法よくある質問」シリーズの第1回目の記事、前回の記事

⇒「プチ信託登記入門」シリーズの第1回目の

15_060629_ ⇒このブログのトップ

※会社法の事ならフクダリーガルウイキ支店

※ウチの事務所=フクダリーガルコントラクツ&サービシス

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年5月22日 (月)

映画の製作委員会~ワタシ達の提供できるサービスは?

申し訳ございません、フクダリーガルのメンバーの皆さん。

昨日、一昨日と「リーガルセミナー」についてあれこれ夢や期待をお話しましたが、肝心なことを忘れていました。

今朝、いつものように目を覚まして、だらだらしていて(山内先生のコメントにも「だらだらうつうつ」しているとコメントをお返ししましたが)はっと気がついた(遅いよ)ことです。

それはヤキソバオヤジ自身の行動基準が目標である「No1」「超一流」にふさわしいものであるかどうかという事です。「おめーこそ意識を変えられるのかよ」ということです。

そこでオヤジは次の通り誓います。

オヤジ自身「No1」(を目指す)にふさわしい人間になります。

具体的には次のような点を先ず改めます。

時間を守ります身の回りを片付けますお酒は程ほどにします。その他基本的な生活習慣を改めます・・。

いやー小学生並みですね(お酒以外)。

そして大事なことの二番目。

No1」の定義をしていなかったという事です。にも関わらず一昨日の記事で「今のメンバーでNo1を目指す」(ことができるかどうか)と書いた点です。No1の定義が決まってもいないのに、目指すも目指さないもないというものです。

そして、No1の定義についてはセミナーの際にグループミーティングのテーマとしました。個人個人の、あるいはグループの目指すNo1は何か、「自主的・主体的に」考えようという事です。

これについては事務所の統一的な答えはまだ出ていません。

ところで話は全く変わります(今日のテーマです)が、昨日夜中にテレビを見ていましたら(スミマセンだらだらしてました)「映画の製作委員会って何?」という質問があり、その答えとして「何人かの人たちから映画の製作資金を出してもらってリスクを分散し、収益を配当するシステム」であるという答えが出されていました。

今、ウチもホームページの再構築を検討していまして、最近組合の仕事が多いですし、問題にもなっているので、「組合」の専門サイト(投資事業組合から協同組合まで)を立ち上げようかというような話をしていたのですが、この番組を見て、「組合」という切り口ではだめだなーと気付かされました。

「映画の製作委員会」というのは主に任意組合(民法上の組合契約)なのですが、映画を作ろうと思ったり、映画に投資しようとしている人達は、だれも「組合」に関心はないでしょう。要は共同事業(投資)を上手く進めるための「システム」が欲しい、あるいは共同事業(投資)の進め方を知りたいと思うだろうということです。

つまり、ワタシ達が「組合」という構成を提供できますよ、ということでなく投資家や事業家の求めているものに答えることが出来ますよという事を示す事が必要だという事です。

因みに映画の製作委員会の場合は、映画や二次媒体(DVD)の収益を求めて投資する方達ばかりでなく、キャラクターの独占権などのメリットを求めて出資するケースも多いとのことです(青山の「アニメアニメジャパン」の数土さんの講演からの受売りです)。

たまたまですが角川書店のアニメファンドの記事が今朝の日経の記事(11頁)になっていますね。こちらはかなり大型で、任意組合ではなく匿名組合だそうです。

⇒「ライブドアシリーズ」の第1回目の、前回の記事

⇒「法的思考シリーズ」の第1回目の

⇒「会社法よくある質問」シリーズの第1回目の記事、前回の記事

⇒「プチ信託登記入門」シリーズの第1回目の

⇒このブログのトッ

※会社法の事ならフクダリーガルウイキ支店

※ウチの事務所=フクダリーガルコントラクツ&サービシス

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006年5月17日 (水)

逃げたチャンスの神に感謝!?

Nakata060517_1  世の中すっかりワールドカップで盛り上がってますが、今日の日経朝刊で「NAKATAルネサンス」と銘打って、中田英寿選手の特集を組んでます。その中でヒデが、面白いことを言ってます。

「技術を1日で上げることは難しい。こつこつと練習するしかないからです。でも、容易ではないけれど、意識はすぐにでも変えられる。変われば、効果が表れるのも早い。そのちょっとした事でチーム全体も変われると思うのです。」

ふーんそんなものかと思いますが、これを自分の会社にあてはめてみると、なるほど、と思う方も多いと思います。これって組織を語っているようで実は個人一人一人を語っているんですよねー。「人が大事」のところでも言いましたが、一人ひとりが変われば組織も変わっていくのです。

ええっと一応この絵はヒデのつもり。なんとなく雰囲気はあるでしょ・・・「(似てない)似顔絵シリーズ」第一弾!なんて。

ところで例の「じゃがポクル」なんですけど、しっかり地元の人たちにも話題を提供しているようです。どんな感じかはまた明日。

さて、昨日、「big B 」との仕事をもっともっとやって行きたい!という事を書きましたが、今日、先日の記事(4月25月1日)で御紹介した某ホールディングカンパニーの法務部登記担当の方から、検討結果についてご連絡を頂きました。結果的には残念ながら弊事務所へのご依頼は頂けませんでしたが、「貴事務所には大変好感を持っております」と、今後の変更可能性がゼロではないというニュアンスのことをわざわざおっしゃっていただきました。

ワタシも(根がズーズーしいので)big B 」カンパニーのニーズはどういうところにあるのか、落ち着いたら(総会シーズン終わったらということです)是非お話をお伺いしたいと無理やり約束をとりつけました(Nさんスミマセン)。

内心期待はしていたので(体制も整えつつありました。優秀な新人も採用しましたし)、がっかりするかなーと思いましたが(独立当初でしたらかなり落ち込んでいたと思います-ってそもそも候補にすら上がらないでしょうが)、むしろこういった超一流企業の選択の対象になったことにたいする喜びの方が先行しましたねー。ありがとうございます。わざわざご連絡頂いたことも感謝です(わたしが当初「いつまでに返事もらえるのか、うちにも準備があるので」などと催促がましいことを申し上げたせいかも知れませんが・・・・)。

もちろん、どうしてウチが候補になったか、なぜ落選したかは十分検討して(Nさん来月お邪魔します!)、今後の対「B」戦略に生かしていくつもりですが。

体制の整備や人材の補充については、他にも人材を投入する必要のある分野はありますので、そちらに振り向けて行くつもりです。それに余裕のある時には勉強その他普段出来ないことが出来るよーみんな(余裕なんてないって?)。

そうそう人材投入といえば今J-REITにウチのスタッフを一人派遣しているんですよ。これについてはまた改めてご報告します。

⇒「会社法よくある質問」シリーズの第1回目の記事、前回の記事

⇒「法的思考シリーズ」の第1回目の記事

⇒「ライブドアシリーズ」の第1回目の

⇒「プチ信託登記入門」シリーズの第1回目の

⇒このブログのトッ

※会社法の事ならフクダリーガルウイキ支店

※ウチの事務所=フクダリーガルコントラクツ&サービシス

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2006年5月 8日 (月)

会社法は税理士会計士司法書士にどんなビジネスチャンスをもたらすか

060508

今日は税理士の大先輩達の集り「P」ネットで、会社法のお話をさせていただきました(といってもメインはウチOW君)。

オヤジはもっぱら二次会がメインで、すみません、写真は三次会のA先生です(「手」シリーズ復活!?)。

今日はそんなところでご勘弁を。

※サクサクのココログさんっいつも有難う(昨日あまり寝てないもので)

⇒「会社法FAQ」シリーズの第1回目の記事、前回の記事

⇒「法的思考シリーズ」の第1回目の記事

⇒「ライブドアシリーズ」の第1回目の

⇒「プチ信託登記入門」シリーズの第1回目の

⇒このブログのトッ

※会社法の事ならフクダリーガルウイキ支店

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年4月 7日 (金)

トップランナー達の言葉

_060405_004 今日は今週お会いした、時代のトップランナーお二人の言葉を御紹介します。

まず、個人向け不動産コンサルティングの「教祖」さくら事務所の長嶋会長

一昨日の不動産起業塾第3期で、第一講座の講師をつとめられましたが、そこで最 も印象に残った言葉を。

_060405_003_1 (事業の成否には)「経済・社会の環境の変化より、人の気持ちがどう変わっていくかを捉えられるかどうかが重要である」。

次に「さおだけ屋はなぜ潰れないか」の公認会計士山田真哉さ

昨日のビジネス会計人クラブ100回記念定例会でパネリストをつとめられました。そのお話の中で最も印象に残った言葉。

_060405_002_1 難しい会計についての苦手意識を克服する方法は二つ。一つは身近なテーマを取り上げること(例えばさおだけ屋や住宅地の高級フランス料理店)、もう一つ自分で考えさせることである」

写真は干支(戌)に因んで事務所の「犬」達を。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月29日 (日)

危機感ある司法書士たちと不動産証券化

昨日は船井総合研究所主催の「司法書士事務所経営研究会」。昨年、オヤジがゲスト講師を務めさせていただいたセミナー行列出来司法書士務所の参加者のフォローアップの意味も含め、定期的に会合を開き、情報交換をし、コンサルタントのアドバイスを受けながら経営戦略を構築して行こうというもの。

第2回目の今回は、札幌から福岡まで全国からアツい司法書士さんたちが集合。事務所経営に関する実践例を報告しそれに対する質問をするなどの情報交換と、総研のコンサルタント(真貝大介さん他)の営業から人事労務に至るまでの様々なアドバイスを受けました。

昨日は特に不動産ビジネスのコンサルタントの方(久木田光明さん)から、「不動産流動化時代の不動産業と司法書士の展望について」というテーマでの特別講演を頂きました。

皆さん流石に熱心でしたが、印象的だったのはそれぞれが既に成功し、実績を持っている方達が多いということ。そういう方達ほど時代の変化に敏感で、現状に強い危機感を抱いているのでしょうね。

それにしても、久木田さんが今回の講演を前に不動産業界の方達に、司法書士に対する要望がないかと尋ねたところ、すぐには答えが出てこなかったというお話には苦笑させられましたね。要は、司法書士の仕事に不満もないがそれ以上に何も期待してはいないということ。自分でも日頃からそういったことは肌で感じていますが、改めて聞かされると、「司法書士って何?」という気持ちにさせられると同時に、逆にニーズを作り出せば、差別化を図れるのではないかとも感じました。

それと証券化のお話。既に不動産も証券化・流動化が「流行り」で、司法書士も流行に乗り遅れてはいけないのでしょうし、参加者の中にも証券化関連業務にかかわっている方もいらっしゃいましたが、地方の司法書士からは、地元での証券化ビジネスがあっても、東京から頭越しに仕事を持っていかれてしまうというような話もありました。逆にノウハウ、スキルがあればコストの高い仕事でも取れるという好例ともいえますが。

そういえば講演の中でサタス・インテレイトと社長の佐藤一雄さんの話も出ていました。証券化ビジネスとの接点をどういったところで見つければよいかという話で、佐藤さんは不動産証券化の第一人者ですから当然といえば当然ですが。私も青山や不動産フォーラム、(一昨日も記事にしました)信託法研究会等でお世話になっていますが、改めてもう少し積極的にビジネスを見つけ出していかなければいけないかもなどと思いました。今度相談してみようっと。

このブログのトップ

| | コメント (0) | トラックバック (0)