なぜ地面師に負けてしまうのか
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
「地面師」は国語辞典にも掲載された、はっきりした定義のある言葉ですが、例のドラマ以来すっかりバズワード(曖昧な用語)化してしまっています。つまり、不動産取引の世界は得体の知れない恐ろしいところだというイメージです。
確かに地面師のような存在は不動産取引にとっては脅威であり、十分注意しなければなりませんが、正体不明のバケモノのように無闇に恐れる必要はありません。
弊社でも地面師などの「正しい恐れ方」を様々な媒体で発信し、また被害も防いで来ましたが、残念ながら今後もこの脅威は簡単にはなくならないと思います。
その要因は色々ありますが、徹底的な規制が行われていないことにも原因はあると思います。
例えば携帯電話購入時の本人確認は厳格化され、本人確認資料をマイナンバーカードのみとし、さらにICチップの読み取りを義務付けるという法改正も予定されていますが、不動産取引の世界ではそこまで徹底した規制は行われていません。
ただ、仮に規制されても特殊詐欺同様それだけでは不動産詐欺の被害はなくなりません。
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