「気が利かない」とは価値観の共有ができていないこと
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
前回、「『気が利かない』とは主観的感覚だ」と書きましたが、これは、人に対して「気が利かない」と言うのは自分の基準(価値観)に人が従わないということに過ぎないということです。
ですから相手がその方の期待通りの行動をとっていなかったとしてもそれだけで単純に非難することはできません。
まず、双方が同じ基準を持っている(価値観の共有ができている)ことを確認することが必要です。同じ基準を持っていない人に対して「気が利かない」というのは価値観の違いを非難することであり、それ自体は無意味です。
たまたま利用した飲食店などであれば、価値観の違う相手とは関わらずに済ませるということもできます。しかし、もっと関係性が強い場合、例えば職場でしたら、「あの人とは価値観が違うから一緒に仕事はできません」という訳には行きません。
共有可能な職場(組織)の価値観を共に作ることが必要な理由はこういうことからも説明できます。
「気が利かない」という前に価値観を共有する努力をすべきだということです。
| 固定リンク | 1
コメント