地頭ってなんだ
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
時々「地頭(じあたま)が悪い」という言い回しを聞くことがあります。人のことを指して言う場合と自分のことを言う場合とがあります。人のことを一刀両断に評価して全否定したり、そういうレッテルを貼って自分の可能性を狭めたりします。
人のことでも自分のことでもそんな評価をしてしまう原因は様々ですが、ある人の人格のごく一部を取り上げ、しかも他の人と比較してそのような評価をするのが大半です。
例えばある方が、あの人は時間内に試験問題を解けたが、自分は解けなかった。だから自分は地頭が悪いと言ったとします。しかし、時間内に問題が解けなかった原因についても、それ以外の能力についても考えていません。
失敗とは原因を把握して改善すべきもので、個人の能力に帰結させるのは短絡的過ぎます。また人間の能力は多様であり、変化・成長して行くものでもあります。
決めつける前に考えるべきことは沢山あります。
地頭を知能と言い換えて、それをテストできるという方がいます。しかし、一般的な知能テストも知能の全容を捉えてはいないのです。
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