今回の事件(日司連副会長逮捕)について聞かれたら
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
こう返答します。
一つだけお答えできるのは、考え難いということです。
売買(代金支払と権利移転)が現実に行われた場合、仮にその裏に隠された目的があったとしても、それを知ることは司法書士といえども困難です。
そして、司法書士は明確な根拠がない限り法律上依頼を断ることもできません(※)。
また、今回暴力団関係者も逮捕されていますが、その方が取引当事者や関係者として司法書士の前に登場して来ない限り、その方に対する反社チェックを行うことはなく、察知すべくもありません。
逮捕されたということは、捜査機関にはそれなりの根拠があるのでしょうが、起訴前で、関与度合いなど罪名以外のことも不明です。
メディアの中にはセンセーショナルに書きたてるものもありますが、事実を正確に掴んでいる訳ではありません。
中には誰の発信とも知れぬSNS上のメッセージをそのまま煽り立てるような見出しに仕立てているものもあります。
会長声明も報道が事実であればという留保付です。
現在申し上げられることはそれだけです。
※司法書士法21条
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