会社の中はジレンマだらけ の続き
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
ジレンマの一つに、未熟な部下に仕事を任せたのでは成果が上がらないが、仕事を任せないと部下が育たない、があります。
この本では「企業では、マネジャーの業務内容を『部下を育てること』だとは定義していない」とする一方で「成果をあげ続けるために、マネジャーは部下を育てなくてはならない」としています。
これは人を育てることの難しさを物語るものです。
人が育つとは、技術や知識の習得だけではなく、自分の知らない能力や適性を見出す、やりがいをみつける、対人関係が円滑になる、ものごとを深く考えられるようになる・・・等々、多岐に渡り、それを育てることも容易ではありません。
そこで陥りがちな誤りが、自分の鋳型(理想の人材像)に人を当てはめ、それにはまらない人材を切り捨てる方法です。これはマネジャー(課長)としては人を育てる以前にまずやってはならないことです。
各人がそれぞれ持った課題や設定した目標を達成するという方法もとられます(弊社でもそれを支援するしくみが用意されています)がこれも十分ではありません。
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