ミスの共通原理
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
FLC&Sの教科書所収の「ミス三原則」は最も典型的かつ重要なミスを想定してその扱い方を定めたものです(そのためミスの定義もされていません)。
しかし、実際は一言でミスと言っても千差万別です。
私達の仕事上のミスも、書類作成時の軽微な不注意によるかな漢字変換ミスから、替え玉を見抜けず地面師に数十億円を詐取される不動産事故防止ミスまで(ミス三原則はこれら両極端を想定していません)、ミスの原因も、結果も大小さまざまです。
ですから、ミスへの対処もケースバイケースで教科書の原則だけで全てを決めることはできず、ミスの内容や程度に応じ各人が柔軟に対応を考えなければならなりません。
但し、次のことは基本的知識として十分理解しておく必要があります。
最も軽微な部類の、単純な誤変換の場合、当人は自分が間違えるはずがないという思い込み(バイアス)にとらわれています。
最も重い部類の、不動産詐欺の場合も、自分は騙されないというバイアスにとらわれています。
両者は全く同じ原理に支配されることで発生するのだということです。
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