チップ制でサービスは良くなる?
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
面白い記事を見つけました。「日本にも絶対チップ制が必要である」という主張です(※)。
筆者は、ご自分が実際に経験された日本の高級ホテルや高級レストランの、状況に柔軟に対応できない硬直的な(慇懃無礼な)対応と、アメリカの庶民的なレストランやコーヒーショップのフレンドリーで柔軟で気前の良い対応を比較した上で、「絶対チップ制が必要」とする理由を次のように述べています。
〈日本のサービスのベクトルのほとんどは雇用主に向いているが、アメリカのそれは100%カスタマーに向いている。もちろん、チップが欲しいからであるが、本当に心地が良く受けたいサービスは後者である〉
確かに傾向として間違ってはいないと思います。「ベクトルが雇用主に向いている」のはサービスの目的がルールやマニュアルを守ることになってしまっているということで、ありがちなことです。
そうなってしまうのはルールが作られている目的への共感が得られていないからです。そこに共感できていれば、自ずとベクトルは顧客に向きます。
価値観の共有です。
※Forbes Japan 2024.08.14
| 固定リンク | 0
コメント