試行錯誤の正体
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
試行錯誤というとカッコ良く聞こえますが、実はただ思考停止していただけということが大半です。
それまで当然と思っていたことの周辺でたまたま立ち止まった時になんとなく違和感を感じ、原因を探り始めるという感覚です。
その繰り返しです。
例えば、(狭義の)「不動産事故防止」についてです。最近まで私はそれを行うことは司法書士の職責として当然であると考えていました。
自分の司法書士としてのあり方(理念)ならそれで十分です。しかし、私は一人で仕事をしている訳ではなく、それを自分以外の人にも実行してもらう必要があります。
それまでは、人も私同様当然それが必要と考えるだろうと思っていましたが、それこそ思考停止で少し考えれば分かることであり、人と自分は見えていることも考えていることも違います。
そんな当たり前のことにやっと気づき、なぜ事故防止が必要なのかを考え始め、ようやく不動産事故防止対策をとることには法的な根拠があるのか、という論点にたどり着いたという訳です。
お恥ずかしい限りですが、これが私の「試行錯誤」の正体です。
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