マインドセットも変えなくて良いか
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
人は元来前向きなものではなく、無理に前向きになろうとする必要はないという考え方をご紹介しましたが、マインドセット全般に同じことが言えます。
米国の心理学者が書いた「マインドセット」という本でも、人の能力は固定的と考えるか柔軟と考えるかを論じています。
一方私がこれまでここに書いたり研修で話したりしてきた「マインドセット」は、もっと多面的で幅広く、考える姿勢や思考習慣の意味ですが、それには人によって元来身についたものがあります。それを変えるのは簡単なことではなく、むしろ無理に変えようとする必要はないとも考えられます。
能動的思考についても、人は元々受動的思考者で、思考停止が自然ですから、無理に能動的思考者にならなくても生きるに支障はないという考え方もできます。
そういう考え方を否定はしません。しかし私は、それでは困ると考えています。革新や創造(イノベーション)を実現することができないからです。
その他のマインドセットについても、変える必要性の有無は価値観の相違でもあると言えるでしょう。
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