ホスピタリティとRizzとカリスマ
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
ホスピタリティの概念は一般的には客に対するもてなしや歓待の意味で使われます。つまり、「自己と客」という、立場の違う二者の対立構造や上下関係を前提とするものです。
しかし、自己と客との関係だけでなく、上司と部下、教師と生徒、サービス提供者と依頼者等あらゆる「立場」の違いは絶対的なものではない、つまり役割を離れれば対等なものです。
そこで、昨日の当欄では対等な関係を前提にした人と人との結びつき(コミュニケーション)を前提としたもの(ホスピタリティからさらに一歩進んだもの)としてRizz(人を魅惑する力、その力を持った人)を取り上げました。
Rizzによるコミュニケーションは、一方が他方に奉仕するとか、逆に優越するなどといった、二項対立や上下関係でなく対等な立場を基盤としなければ成立し得ないものです。
そして、その関係を作り出す源となり、またその関係から生み出されるものは、お互いに対する敬意や好意、関心です。
そこが一般的な理解におけるカリスマ(上下関係が前提)とは違うところなのです。
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