価値観の共有とは
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
これについてはこれまで次のように定義して来ました(新入社員向け「価値研修」)。
「企業における価値(観)の共有とは、それぞれ異なる価値観をもつ社員たちが、お互いの価値観を理解し、尊重し・・・いかなる価値観に従うかを、共感を持って決めることである」。
しかし、この定義はいささか不正確だったようです。
個人の価値観は内面の問題で、人が他人の価値観を知るのはそれが外に表現されたときだけです。その端的な例が、人がとった何らかの行動が他と異なるときです。そこに価値観の相違が見出されることが間々あります。
その時にお互いの価値観を理解し、尊重することが個人間における価値観の共有です。いずれかの価値観に従うことではありません。
一方、企業はその価値観即ち企業理念に社員が従うことを求めます。企業が前に進むために必要なことだからです。
これが企業と社員との間の価値観の共有です。従うべき価値観(理念)の決定とは別の次元の概念です。
冒頭の定義は企業の場合と個人の場合を混同していて不正確でしたので、上記のように訂正します。
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