予感に従って失敗しても良い
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
勘の話に対してはみなさんからのリアクションが薄いので(笑)、私の一人よがりだったかと思い少し調べたところ、将棋の羽生善治さんの本を見つけました。「直観力」(PHP新書)です。
羽生さんは「勘」ではなく「直感」という言葉を勘と予感の双方を含む意味で使っているようです。(直感で)「判断する基準が私の場合少し甘い」と言っていますが、それは直感を(主観ないし感情を伴う)「予感」を含んだ意味に捉えているということだと思います。
「甘い」とは、多くの人が選択肢から外すような道でも、その先の大きな展開を感じて選んでしまうことで、「プロの世界においてはそんなことをすると十中八九不利になる」と言います。そして、たとえ不利になっても「自分が実際にやってみることによって体得することは少なくない」のだから「一回くらい不利になってもたいしたことではない」。
つまり、昨日私は予感に従うと失敗が多いと書きましたが、羽生さんはそれによって得るものもあるのだから、失敗したっていいじゃないか、と言うわけです。なるほど。
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