自分が不合理な発信をする可能性を知る
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
先週は、不合理な要素を含む助言や指示を「素直」に受け入れることについて書きましたが、問題は不合理な発信がされることそのものより、それが修正されないことです。
発信者は自分の助言や命令に不合理な点はないと考えています。相手側が素直に従えばなおさらそう思います。しかし、そのことと不合理性がないこととは別の話です。
そもそも自分の発信の合理性を自分で疑うというのは難しいですし、合理性自体相対的なもので、相手との関係で変わって来ます。ですから、その点に関しては相手と率直に意見交換できる環境を整えておくことが必要です。
あるいは発信の合理性を担保できるしくみを作ることも有効です。教育や訓練です。例えばコーチングやフィードバックなどの人材開発手法を導入する場合は、予め教科書や研修などで方法を学びます。それによってある程度発信の合理性が担保されます。
助言や業務上の指示にも、本来そういったものが必要です。「FLC&Sの教科書」や「価値研修」がその基本を身につける一助になればと思っています。
| 固定リンク | 0
コメント