素直さがかえって失敗をもたらす?
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
以前、「素直さ」、即ち人の助言を素直に聞き入れることは大切であると書きました(4月9日~11日)。
私が「素直さは重要」と思ったのは、他人のアドバイスを素直に聞かないために失敗した方達を少なからず見て来たからですが、ふと、逆にアドバイスの方が不適切だからとても素直には聞けない、ということもあるのではないか、ということに思い至りました。
つまり、人はどうしても「理想」を思い描きがちです。誰しも自分が理想とする人物像や理想的な仕事の進め方というものを持っています。そこで、他人にもそれを押し付けてしまうということが起こります。
しかし、人はそれぞれ多様な個性や適性を持っています。それを無視して自分の理想を押し付けようとすると、そこに無理が生じます。「素直に」言うことを聞けないということになってしまうのです。不適切なアドバイスを、素直さ故に受け入れてしまって失敗するということも、起こり得るのではないでしょうか。
前に取り上げた、素直さのないアスリートはそういう経験があるのかも知れません。
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