「普通〇〇だ」や認知バイアスの影と光
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
主張の根拠を「普通」という概念に依存することは問題ですが、一方「普通」を基準とした物事の判断が効率的な場合もあります。
例えば、親戚の告別式に包む香典の金額を相談した相手が「普通は○○円位」と答える、といった場合です。通常は相談相手(媒体やAI?)が信頼できるのであればそれ以上の詮索(本当に「普通」なのか)はしません。
同じように効率的な、あるいは迅速な判断を可能にするのが、物事の一部の情報だけて判断するという方法です。
この判断手法は、迅速な判断によって危険を回避するしくみとして人類が身につけて来た知恵であり、情報が氾濫し「タイパ」が重視される多忙な現代社会では不可欠になってしまっています。
しかし一方で「認知バイアス」「偏見」「レッテル貼り」「決めつけ」「憶測」などネガティブな側面も多く、適切に制御しないとハラスメントや心の病といった問題に直結します。
私達FLC&Sは、成長過程の中でも立ち止まってこれらの問題を考える余裕のある組織開発・人材開発をして行かなければなりません。
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