マネジメント職も認知バイアスからは逃れられない
(今朝のFLC&S社内ブログ「福田龍介のよしなしごと」より)
これまで何度もしつこく言って来たことですが、人は誰でも認知バイアスに捉われるもので、それを避けることは困難です。マネジメント職でもそれは同じことです。
日常業務の中で特に認知バイアスに気をつける必要がある場合の一つに、アクシデントやクレーム、ハラスメントなどイレギュラーなことが起こった時があります。こういう場合は起こった事象や相手方の主張などに気が奪われ、他の部分(客観的な事実)に注意が向かない状態即ち認知バイアスに陥り易くなります。
そして部下がその状態のとき、そこから解放するのがマネジメント職の役割の一つです。
しかし、同じ業務に直接携わるなど、部下と同じ立場に立つ場合には、マネジメント職にも同じバイアスに陥る圧力が働きますから、そのことを自覚し、自ら同じバイアスに陥らないように、或いはそれを外すべく努める必要があります。
ところで、このコラムを読んでも自分には関係ない(認知バイアスはかからない)と思っている方が陥っている状態を「正常性バイアス」と言います。
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